チャプター 40

レオナルド

色の入った窓の向こうを、街の灯りがにじみながら流れていく。オースティンは夕暮れどきの渋滞を器用に縫って車を走らせていた。俺は革張りのシートに深く身を預け、ロサンゼルスが夜の顔へと変わっていくさまを眺めていた。この移ろいには、いつだって心を引かれる。同じ通りのはずなのに、日が落ちたあとではまるで別の場所のように感じられるのだ。

「次の交差点を右です」

助手席からジェームズがオースティンに指示を出した。

ジェームズ・ノートンは、五年以上にわたって俺の右腕を務めてきた男だ。俺の仕事について、あいつ以上に知っている人間は生きている限りまずいない。そして忠誠も、これまで幾度となく証明...

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