チャプター 93

ハンナ

彼は指をさらに奥へ滑り込ませ、私の敏感な一点に向けてくい、と曲げた。背中が勝手に反り、唇から甘い喘ぎがこぼれる。快楽が一気に体内を駆け抜けた。

「気持ちいいか、ベイビー?」欲情で掠れた声が耳に刺さる。「ダディに、このきつい可愛いところをいじられるの、好きなんだろ?」

「うん、ダディ……」息も絶え絶えに答えると、腰が彼の手に擦りついた。

彼は唐突に指を引き抜いた。空っぽになった内側が疼き、物足りなさが痛みに変わる。

「後部座席に行け」命令口調で言い放つ。「今すぐだ」

ドアノブに手を伸ばすが、指先は欲望で震えてうまく力が入らない。外に出た瞬間、夜の冷たい空気が火照った肌を撫で、...

ログインして続きを読む