マイ・ナイト・イン・シャイニング・アーマー

全身鏡の前に立つ。髪はきつく巻かれたカールでアップにされ、顔の周りにゆるく垂れている。顔には女の戦化粧。シンシアが魔法をかけてくれたのだ。素晴らしい出来栄えで、しかもすべてがとても自然に見える。自分でもほとんど誰だかわからない。口紅にマニキュア。誰が想像しただろう?ドレスはもちろん床まで届く長さ。ロイヤルブルーのベルベットに、不必要な黒いコルセットが付いている。私には摘まんで押し込むような肉はない。隠すべき贅肉さえ骨の上にはないのだ。でも、胸だけはきれいに高く持ち上げられている。それは彼女の手柄だと認めよう。これも見た目の一部なのだろう。

シンシアが手を叩く。「まあ、なんてこと! すごく素敵...

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