好きな種類の拷問

小鳥のさえずりと、顔に当たる温かい感触に、私は眠りから引き戻された。頭がぼんやりする中、身を起こそうと試みる。頭が重く、ガンガンと痛む。

「おい、ゆっくり。その腕はまだ確認してないんだ」

滑らかな声が隣で聞こえ、目を開けると、とてもハンサムなシフターが隣の椅子に座っていた。髪は短く刈り上げられ、高い頬骨に角張った顎をしている。シャツを着ていないせいで露わになった、がっしりとした肩。

このシフターはとてつもなく見栄えがいいけれど、見知らぬ相手だ。警戒心が募っていく。私はゆっくりと身を起こし、彼から離れようと壁際へ後ずさった。

「おい、落ち着いて。君を傷つけるつもりはない。ずっと看病を手伝っ...

ログインして続きを読む