プレタック。

アメリア

旅は長く、疲れるものだった。Kとネイサンは根気よく休憩を取り、私がちゃんと水分と食事を摂っているか常に気にかけてくれた。認めたくはないけれど、Kが作ってくれたロールサンドは悔しいほど美味しかった。私がそれを口に詰め込むのを見て、彼はどこか誇らしげな顔をしていた。

彼の「群れ」に近づくにつれ、私たちは山脈の奥深くへと進んでいった。気づけば周囲は山に囲まれている。こうして囲まれていると、群れが私の想像以上に隔絶された場所にあるのだと思い知らされる。

その考えに少し不安を覚える一方で、不思議と安心感も強まっていた。

奇妙に入り混じった感情だ。

この山脈の規模は非現実的なほどで、これ...

ログインして続きを読む