第12章

二人が向かったのは、私立病院だった。

黒田知也は検査項目を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になった。

――ってことはつまり、結城様と目の前のこの美人、寝たってことじゃん!!!

次の瞬間には、ぐちゃぐちゃに絡まった関係を必死で整理していた。

この子は結城様と寝た。しかも結城様が遊び人だと疑ってる。病気まで疑ってる。

「……お前、どうやって始まったんだ?」

瑚夏は「何言ってんの」という目で黒田知也を見た。

ホストと、どうやって始まるも何もないでしょ。

「で、一か月いくら払ってんの?」

瑚夏はいま結城朔夜が憎くてたまらない。つられて黒田知也への口調も冷え切っていた。

「……」

いく...

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