第22章

瑚夏は惑霊茸と二年も付き合ってきた。あれがどれほど繊細な代物か、嫌というほど知っている。

少しでも扱いを誤れば、すぐに傷む。

だが、惑霊茸は高い。ようやく手に入る機会が来たのに、そう簡単にダメにしてたまるか。

――となれば、可能性は一つ。

裏で誰かに流された。

もしそうなら、今日の損失で「次の裏取引の予約」を取り付けるくらい、別にやりすぎじゃない。

「そうそう! 保証金だけじゃなくて入場料も返してもらわないと。それに補償も!」

四宮薫は、瑚夏がただ怒っているだけだと思っている。

瑚夏はスタッフを捕まえ、責任者に会わせてほしいと求めた。

ここに来る連中はそれなりの身分だ。責任...

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