第17章 どの男がお前を娶る気になるんだ

昨夜、江口式は結局また体を冷やしてしまった。

日中から微熱っぽさはあった。仕事に支障を出したくなくて、近所の薬局で風邪薬を買い、こっそり飲んだ。誰にも言わなかった。

ただの風邪だろう。薬を飲めば治る――そう軽く考えていたのに、帰宅してからが最悪だった。

真夜中、全身のだるさで目が覚める。体温計を探して測ったら、三九度。

それでも大事にする気になれず、解熱剤を飲んで寝直した。翌朝、熱が下がっているのを確認すると、普段通り会社へ向かった。

今日の午前中には、SOロボットの今後の開発方針を決める重要な会議がある。欠席などしたくなかった。

会議は三時間。

研究開発のメンバーが次々と意見...

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