第23章

早朝、竹内結菜はアシスタントからの電話で叩き起こされた。

昨夜、雲雀京介との通話を切ったあとも、彼女はネットで“話題作り”に金を突っ込み続けた。香椎早希の評判を、完全に腐らせるために。

ところが、十分も経たないうちに、トレンドは一本、また一本と消えていく。

関連投稿は弾かれ、どんな文面も送れない。まるで――最初から存在しなかったかのように。

竹内結菜は画面を睨み、胸の底で怒りを煮立たせた。けれど、どうにもならない。

もともと機嫌が最悪だったうえ、自然に目が覚める前に邪魔された。寝起きの苛立ちは、当然のように爆発寸前だ。

「朝っぱらから、何?」

受話器の向こうで、アシスタントの声...

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