第26章

「狩野社長、このデザインは最新のフローティングセッティングを採用しておりまして、それに――」

「言っただろ。ゴミだ」

真琴が遮る。口元には嘲りの弧。

「どれだけ技術が新しかろうが、殺人犯の手から出た時点で、血の付いたゴミに変わる。お前に佳奈がわかるのか? 『永遠』を語る資格が、お前にあると?」

「ゴミなら、ゴミ箱にいるべきだよね」

上原莉々は待ってましたとばかりに噴き出した。わざとらしく鼻をつまみ、くすりと笑う。

「狩野社長のおっしゃるとおり。こんなの外に出したら、狩野グループの恥さらしです」

「私と幸次、前から言ってたんですけどねえ。絵里奈さん、自分を天才だと思ってて、まった...

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