第18章

周防侑子は、まるで姫君のように周囲からちやほやされ、世界の中心にいるような感覚を愛していた。

かつて白川和夜が下半身不随になった時、彼女は介護の重圧や彼に縛られることを恐れ、逃げるように海外へ渡った。

まさか数年も経たないうちに、彼の足が本当に完治するとは思いもしなかったのだ。

だが幸いなことに、白川和夜の心はまだ彼女にあった。

周防緋音が四年間、まるで忠犬のように彼のそばに尽くしたところで、結局は何の意味もなかったのだ。所詮、彼女は記憶の片隅に追いやられる存在でしかない。

周防侑子白川和夜の腕に自分の腕を絡ませ、満面の笑みを浮かべた。

...

ログインして続きを読む