第162章ロルフの協力への招待

アストリッドは入り口で止められ、ついにロルフに会う機会を得られなかった。

世界はこれほど広いというのに、プレスコット家には彼女の居場所がなかった。借りているアパートとダイヤモンド・リッジ邸を除けば、彼女には行くあてがどこにもない。

彼女が探していた人物は、彼女がプレスコット邸に到着する前に、すでにモンゴメリー・グループへと向かっていたのだ。

CEOオフィスでは、サイラスが手にしていた書類を置き、来訪者に視線を向けていた。

ロルフはリラックスした様子で、顔には笑みを浮かべている。

「モンゴメリー社長、事前の約束もなしに申し訳ありません。お仕事の邪魔になっていなければよいのですが」

彼...

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