第26章裏切りが暴かれた

母の死後、プレスコット家においてアストリッドは完全に不要な存在となっていた。

その思いが脳裏をよぎると、アストリッドは身体を丸め、できるだけ小さく縮こまった。両腕で膝をきつく抱え込めば抱え込むほど、少しでも暖かさを感じられるかのように。

プレスコット家とモンゴメリー家は、婚姻によって同盟関係を結んでいた。

彼女とオリバーは恋人同士になったものの、結婚には至っていなかった。

アーサーは、この同盟関係はすでに解消されたものと見なしていた。

アストリッドに対する彼の失望は深まるばかりだった。彼はアストリッドを完全に見限り、代わりにイザベラを実の娘のように扱い、プレスコット家のすべてを彼女に...

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