第65章:対決

書斎で、アーサーの言葉は次第に険しさを増していった。

非難の言葉はもううんざりだった。アストリッドは突然椅子から立ち上がり、ドアを乱暴に開け放つと、アーサーの横を通り抜け、足早に階段へと向かった。

アーサーはさらに罵倒の言葉を浴びせようとしていたが、去っていく彼女の後ろ姿を見て、その言葉は喉の奥に引っかかった。

階下のリビングでは、その騒ぎを聞きつけたキャサリンとミシェルが、揃って階段の方を見上げていた。

アストリッドは無表情のまま、「近づかないで」と言わんばかりのオーラを放ちながら、まっすぐに出口へと向かった。

「アストリッド」キャサリンは素早く反応し、前へ進み出て、いかにも母親ら...

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