第49章 万珠にひざまずいて謝罪しに行く

病室。

相馬万珠は青白い顔で、ベッドの背に身を預けていた。

結城永司がドアを押して入ってきた瞬間、彼女の肩がびくりとすくむ。

「永司さん……」

結城永司はベッド脇まで歩み寄り、赤く腫れた瞼と、手首にうっすら残る赤い痕へ視線を落とした。

「朝夜が手を出したのか?」

相馬万珠の頬を、また涙が伝う。

「朝夜さんは……わざとじゃないんです。ただ、私に永司さんと会ってほしくなかっただけで……この子を産んでほしくなかっただけで……永司さん、全部、私が悪いんです。私が会いに行かなければよかった。刺激するようなこと、言わなければ……」

彼女が庇えば庇うほど、結城永司の顔色は沈んでいく。

片...

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