第235章

眩いほどの強力ライトが何本も部屋へ突き刺さり、闇を一気に引き剥がした。

次の瞬間、全身装備の突入班が雪崩れ込む。腕章には、傭兵部隊のエンブレム。

「武器を捨てろ! 両手を頭の後ろに!」

イワンが銃を上げ、反撃しようとした、その刹那――

「パンッ!」

扉の外から放たれた狙撃弾が、正確無比に右手首を撃ち抜いた。

「ぐあああっ!」

悲鳴と同時に、銃が床へ転がる。

二人の隊員が一気に詰め、銃床で頭を叩きつけた。イワンの意識が落ちる。床にねじ伏せられ、身動きひとつ許されない。

粉塵と硝煙の漂う中、背の高い影が二つ、薬莢だらけの床を踏みしめて入ってくる。

先頭は、冷えきった面差しの黒...

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