第247章

個室で、立花柚月と一条利明、そして彼の妹である一条絵里が席に着いた。利明が注文を済ませる間、絵里はにこにこと柚月を見つめており、柚月はひどく居心地が悪かった。

柚月は思わず自分の頬に触れた。顔に何か付いているのだろうか。

利明は絵里を横目で見て、手元のメニューを彼女に押しつけた。

「お前も何か頼め」

絵里はメニューを受け取ると、くすくすと笑い出した。

「この子、本当に面白いわね。可愛らしいし、兄さんが気に入るのも無理ないわ」

柚月はただ愛想笑いを浮かべるしかなかった。

注文を終えると、絵里は興味深そうに尋ねた。

「あの子会社を任されて、もうどれくらいになるの?」

「三ヶ月ち...

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