第255章

夜の話し合いは結局、後味の悪い結末を迎えた。

黒田夫人は黒田大河を激しく面罵したが、大河の方はすでに母親のあしらい方を心得ているようだった。

冷徹に、ただ無視することだ。

夫人がどれほど腹を立てようと、相手が取り合わなければ、一人で空回りするしかない。

もっとも、園田麻衣は結局その家に留まることになった。

黒田夫人が、母親である自分と麻衣を一緒に追い出すか、それとも二人とも家に置くかの二択を迫ったからだ。

大河はそれに対して一言も発さず、そのまま背を向けて立ち去った。

母親を止めることも、警備員を呼んで実の親を本当に家から追い出すこともできない。だが、麻衣の顔など見たくもないと...

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