マインドスピーク

ダクソン視点

野の花と月光の香りがシーツに絡まる中で、俺は目を覚ました。彼女だ。エロウェン。まるでそこが自分の居場所だと言わんばかりに、彼女の脚が俺の脚に絡みついている。クソ、案外そうなのかもしれない。俺の胸に顔を預け、彼女の穏やかな寝息が肌をくすぐる。黒絹のように背中に流れる髪、その銀と青に染まった毛先が朝の光にきらめいていた。

そして、あの完璧な胸が俺に押し付けられ、構ってくれと懇願している。見ずにはいられない。欲さずにはいられない。こいつと同じ空気を吸っているだけで、俺のモノがずくりと疼いた。またこいつが欲しかった。

彼女を起こさないよう注意しながら、ゆっくりと体を滑...

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