アース・ブレッシング

エロウェン視点

スコットランド、マクレー魔女団の森

苔むした魔法と古の木々のこだまが空気に満ちていた。生命のざわめきで満ちた、そんな静寂。再び森に足を踏み入れたとき、私の裸足はほとんど地面に触れていなかった。私と、魂で結ばれた三人の伴侶たち。私たちのエネルギーは三つ編みの糸のように絡み合っていた。昨日、私たちは厳しい訓練を積んだが、私の中の何かが変わった。変化したのだ。

ううん。目覚めたのだ。

ラクランの魔法が私の肌の下で穏やかに脈打つのを感じる。精霊の力が刻む、安定した鼓動。ダクソンの強さは骨の芯で低く唸り、その揺るぎない支配力が私を地に繋ぎとめていた。そしてアシュリアン……彼の影は私...

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