キング・オブ・ザ・ジャングル

ライア・モンロー大尉視点

足はまだ震えていた。首筋もまだズキズキと痛む。私の威厳? ――とっくに、どこかへ消え失せていた。肩にはライオンのアルファの印が刻まれ、腰には所有欲を隠さない手が回され、彼から立ちのぼる熱気は、月さえも溶かしてしまいそうだった。

そして、ああ、もう……それを嫌だと思えない自分がいた。私たちは庭の小道を抜け、まるで巨大なハリケーンとその目であるかのように、再びボールルームへと足を踏み入れた。

ライルは、瞬きでもしようものなら誰かに私を攫われてしまうとでも言うように、私をぴったりと体の脇に引きつけていた。そして、ウルフや魔女、獣人、果ては数人の海兵隊員まで、誰もがこち...

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