第13章 新たな任務

セバスチャンはエヴァに引かれるまま、ふっと顎を落とした。

鼻先が触れるほどの距離。吐息が絡む。

「エヴァ。火ィつけるな」

低い声で、警告。

「ビビった?」

彼女が笑うように挑む。

次の瞬間だった。

セバスチャンは片手で彼女の後頭部を押さえ込むと、逆手でぐいっと引き寄せ――

そのまま、唇を塞いだ。

重い。

演出用の軽い触れ合いなんかじゃない。獲物を噛み砕くみたいな、侵略的な深いキス。

エヴァは一瞬、思考が止まった。

カメラの前で、こいつの圧をねじ伏せる。それだけのつもりだったのに。

まさか、本気で来るなんて。

反射的に身を引こうとする。

だが、セバスチャンの掌が腰...

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