第15章 拒絶

「手伝え、って?」

エヴァが眉をつり上げる。

「うんっ!」アイヴィーは宝物でも見つけたみたいに目を輝かせ、必死にうなずいた。「リペアポイント、少し分けて。コールが言ってたわ。血がつながってるんだから、困ったときは助け合うべきだって」

言いながら、目尻にわざとらしく涙まで滲ませる。

――笑わせる。

エヴァは首だけをひねり、カメラへ視線を投げた。

「マーカス監督。ポイントの譲渡って、ルール的にアリ?」

デブ監督が拡声器を掲げる。

「チート行為は一切禁止だ!」

判決が下った。

アイヴィーの顔から血の気が引く。

コールが苛立ちまぎれにテーブルを蹴り倒した。がしゃん、と乾いた音が...

ログインして続きを読む