第23章 録音データの暴露

「セバスティアン社長……?」

エイドリアンが目を細める。顔つきが沈み、声も低くなった。

「これはウィットロック家の問題です。あなたが口を挟むのは、筋が違うのでは?」

「この屋敷は俺の持ち物で、番組の最大スポンサーも俺だ」

セバスティアンはテーブルの縁にもたれ、気怠げに言う。

「俺の縄張りで俺の面子を潰しておいて、エイドリアン。おまえの親父が来たとして、俺にそんな口が利けると思うか?」

エイドリアンの顔色が一瞬で泥みたいに濁った。

奥歯を噛みしめる。今日、この配信は止められない――そう理解している顔だった。

彼は視線を床のアイヴィーとコールへ滑らせ、最後にエヴァを射抜くように睨...

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