第40章 仕組まれた献身

部屋の灯りはデスクライトだけ。ライアンはベッドの縁に腰かけ、シャツのボタンを半分ほど外していた。

彼は目だけ上げ、アイヴィーに向かってマットレスを軽く叩く。

「来い」

アイヴィーは唇を噛み、近づいた。自分からタートルネックのセーターを脱ぎ、上半身には黒いレースのブラだけを残す。

ライアンは何も言わない。指先を彼女の腰に添え、背骨に沿って上へ滑らせ、肩紐をするりと落とした。

アイヴィーは目を閉じ、身体を前に預ける。引かれるままに体勢が崩れ、ベッドへ転がされた。

台詞もない。挨拶もない。

ライアンは慣れた動きで、最初から目的地へ一直線だった。

そしてアイヴィーも、最初の強張りと拒...

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