第111章

甲高く、鋭い――震えを含んだその声は、磨いた細い鋼線を空へ放り投げたみたいにきらりと張りつめているのに、次の一声、また次の一声と、いっそう奔放に、いっそう高く跳ね上がっていく。初夏の部屋の空気が、かすかに揺さぶられる。骨の芯がとろけるほど甘く、血が逆流するほど熱い。

そんなふうに鳴くときはたいてい、アランが容赦なく突き上げて、ジェイスの敏感な内壁のいちばん奥をえぐり当てた瞬間だった。

けれど声は、ときに太く、鈍く、重くなる。はっきりしたリズムを刻み、男の肺腑から吐き出される息と、低い鼻音をまとって――メイン州の広大な森みたいに、原始的で、荒々しい。アランがジェイスの後ろを押さえ込み、一定...

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