第179章

二日後――ネロの新居。

アランとネロはテーブルを挟んで向かい合っていた。

「お前が昔、何をしてきたかなんて――俺は気にしない。……いや、気にしないって言い方は違うな。お前がもう触れられたくないことだって、分かってる」

アランはネロを見つめた。ネロは小さくうなずく。

「でも、これから先ずっと……自分の良心に恥じないで、この制服に恥じないで、みんなを裏切るようなことさえしなければ――」

そこでアランは、思いがけないほど声を落とした。

「……ずっと俺のそばにいろ。いいか?」

言い終えた瞬間、アランはわずかに視線を逸らした。自分でも少し照れくさい。

ネロは椅子に座ったまま、必死にうな...

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