第184章

夜も更けた基地の庁舎。最上階の大ホール会議室では、灰色のアルミの天井パネルが、ずらりと埋め込まれた冷白色の照明を受けて、ひやりとした光沢を返していた。

教官全員が集められ、会議の真っ最中だった。

昼間、負けた二人の教官も席にいる。ロンは片腕をギプスで固め、肩から吊っていた。

議論は割れた。いくつもの意見がぶつかり合い、まとまる気配がない。

          *

ネロはこっそり荷物をまとめ、何事もなかったようにグラウンドへ戻った。走りきれないほどの周回を、今夜も走るために。

眉間には深い皺。沈んだ表情のまま、視線はずっと足先の少し先――一メートルほど先のトラックに落ちている。ゆっ...

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