第64章

二人は向かい合った。背後には、黄昏の高速道路。西へ流れていく車列に落日が差し、車体のフレームやフロントガラス、サイドミラーの滑らかな金属の縁が、刺すような金色の光を次々とはね返している。

「アラン、問題は俺じゃない。頼むから、俺に焦点を当てるな。そんなことしてたら、お前の時間が無駄になる」

しばらくして、ネロが言った。

「ジェイス……」

アランは背後の車の川を一瞥し、重い声で続ける。

「島で、俺たちは三十分だけ離れた。三十分あれば、船と銃の準備以外にも、いくらでもできる。キンはずっと知りたがってる。その間、お前は何をしてた? 船と武器はどこで手に入れた? マルテは前日の深夜まで無事...

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