第211章 犯人は彼女だ

午前10時。記者会見は、定刻どおり始まった。

片瀬澄乃は仕立てのいい白いスーツに身を包み、壇上に立つと、はっきりした声で告げる。

「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。今日この場を設けたのは、二点を明確にするためです。第一に、私は西崎陽菜さんの死に一切関与していません。第二に、私を傷つけ、さらに私に罪を着せようとした真犯人を公にします」

言い終えるや否や、会場はどっとざわめいた。

片瀬家の祖母は勢いよく立ち上がり、指を突きつけて怒鳴り散らす。

「白々しい真似はおよし! 西崎陽菜を殺したのはあんただろう! 誰に罪をなすりつけるつもりだ!」

片瀬綺良も声を荒げた。

「そう...

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