第59章 親子鑑定

片瀬奏太はきょとんとした顔で頭をかいた。

「おじいちゃん、重心が前に行ってないって、どうなってたらそう言えるの? 手首で受けるって、どうやってやるの?」

老人はにやりと笑い、白い歯を見せた。

「今説明したって、お前さんにはまだぴんと来んよ。身体で覚えるもんだ。いいか、拳は鞭みたいにしならせて打つんだ。根っこは脚、力は腰、最後に拳で弾けさせる。んで、引きも速くする。受けは真っ向からぶつけるんじゃない。相手の力を、うまく逸らすんだ。分かるか?」

片瀬奏太には専門的なことはよく分からなかったが、なんだかすごく筋が通っている気がした。こくこくとうなずき、素直に礼を言う。

「ありがとうござい...

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