第46章 それなら一緒にしよう

連中の連中も、牧野龍哉だけじゃなく七海までいるとは思っていなかったのだろう。足がそろって個室の入口で止まった。

七海も眉を寄せ、牧野龍哉へ横目を投げる。説明しろ、と目が言っている。

牧野龍哉は軽く笑って立ち上がった。

「ただの偶然だよ。ちょうど俺たちも出るところでさ。空いてた部屋がここしかなかった」

七海が誤解しないように、すぐ付け足す。

「この店、俺のなんだ。少しでも売り上げ増やしたい。別にいいだろ?」

……本当に、偶然?

胸に手を当ててみても、七海は自分を安心させる理由をひとつも見つけられなかった。

その場の連中も状況を飲み込めず、互いの顔を見合って、気まずく固まっている...

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