夫が選んだのは義妹でした。だから私は家を出て、伝説のレーサーとして成り上がります

夫が選んだのは義妹でした。だから私は家を出て、伝説のレーサーとして成り上がります

相葉悠衣 · 連載中 · 227.9k 文字

533
トレンド
9.1k
閲覧数
309
追加済み
本棚に追加
読み始める
共有:facebooktwitterpinterestwhatsappreddit

紹介

結婚して三年。植物状態から目覚めた夫が、最初に口にしたのは私への侮辱だった。最愛の義妹を庇うためだ。
三年間の献身的な介護は、ただの徒労だった。夫がずっと愛していたのは、私の人生も身分も、すべてを奪い取ったあの女だったのだ。
夫は義妹のために私を無一文で追い出し、街から徹底的に排除した。

だが、彼らは知らない。
かつて「家事をして尽くすだけ」だった捨てられた女が、今や世界中のレーサーを震え上がらせる伝説のドライバーであることを。

夫の宿敵から差し出された救いの手――。
全てを奪われた妻の、華麗なる復讐劇が今、幕を開ける。

勝つのは、果たして誰か?

チャプター 1

七海と風間悠希が結婚して三年目――風間悠希は浮気をした。

七海は書斎の椅子に座ったまま、パソコンの画面にたった今表示されたチャットの文面を、呆然と見つめていた。

——【悠希、最近ちょっと太った気がするの。ウェディングドレス、変に見えないかな?】

その下には写真が添えられている。

顔は映っていない。上から撮った、首から下だけの全身。

誇らしげな胸、細い腰、きめ細かく長い脚……。

若さが隠しきれないほど滲んでいて、目を離せない。見れば見るほど、もっと知りたくなる。そんな一枚だった。

頭から水を浴びせられたみたいに、背筋がひやりと冷える。

冷たさが、骨の隙間にまで染みていく。

結婚して三年。

彼の心に、ほんの少しでも自分の居場所があると――七海は思っていた。

だって、あのとき。

風間悠希が事故で植物状態になったあと、最初から最後まで彼のそばにいたのは七海だった。身体を拭き、マッサージし、治療に付き添い……。

三年かけて、医師に「目覚める可能性は薄い」と言われたところから、目を開け、リハビリを重ね、完全に回復するまで。

最近は風間婆さんの要望で、二人の結婚式を改めて挙げ直すことになった。

七海は、悠希が嫌がるんじゃないかと不安だった。

けれど意外にも、招待状の文面から会場決めまで、彼はやけに積極的だった。

――ようやく、願いが叶う。そう思った。

なのに、今は……。

七海は瞬きをする。鼻の奥がつんと痛んだ。

するとまたメッセージが届く。

【どこまで来た? 私、ドレスショップで待ってるね。最初にあなたに、ドレス姿を見てほしいの】

胸の奥が、鈍く痛んだ。

悠希がさっきあんなに慌てて出ていったのは、この愛人からの電話のせいだったのだ。

――見てやる。

いったい誰が、あの冷静な風間悠希を狂わせたのか。

午後三時。七海はウェディングドレスショップに到着した。

扉をくぐった瞬間、見覚えのある後ろ姿が鏡の前でドレスを眺めているのが目に入る。

その体つきは、写真の通り。

そして振り返った少女の顔を見た刹那、七海は滑稽さに笑いそうになった。

――水原美月。

血の繋がらない姉妹であり、陽城で「本物の水原家のお嬢様」として扱われている女。

「……姉ちゃん?」

水原美月はぱっと振り向き、驚いたように目を見開く。

「どうしてここに……」

怯えたふりをして二歩ほど下がり、逃げ場がないと悟ると、ドレスの裾をぎゅっと握って、おずおずとこちらを見た。

「来なかったら、あなたが私のドレスを着て浮かれてる姿、見られないでしょ」

七海は近づく。声は淡々としていて、逆に恐ろしいほどだった。

「ち、違うの……」

「何が違うの?」

水原美月が言いかけた言葉を、七海の冷えた視線が切り捨てる。

「私のウェディングドレスを着てない? それとも、自分の義兄を誘惑してない? そんなに人のものを奪うのが好きなら、病気だよ」

容赦のない嘲りに、水原美月の頬がかっと赤くなる。

怒りと悔しさが混ざり、とうとう仮面を捨てた。

「何が“あなたのドレス”よ?」

「そもそも、私が婚約を譲ってあげたから、あんたは悠希と結婚できたんでしょ。でなきゃ、こんなところで私に偉そうにできるわけないじゃない!」

七海はその堂々たる言い草を見て、ただ可笑しかった。

――最初にそれらを持っていたのは、自分なのに。

八年前。

七海は下校途中に誘拐され、売られた。

両親と風間悠希が必死に探しても見つからず、代わりに「七海に似ている」水原美月を養子に迎え、心の拠り所にした。

月日が流れるほど、美月は明るく愛想よく振る舞い、いつしか七海の居場所を奪っていった。

七海が地獄から這い上がって戻ってきた頃には、水原家にはもう“七海の席”がなかった。

だから――風間悠希が事故で植物状態になったとき。

七海は迷わず、身代わりの結婚を引き受けた。

何もないからこそ、過去と繋がるものを、どんな形でも掴みたかった。

風間悠希の妻になることが、たとえ一生、形だけの結婚になるとしても。

水原美月の甘ったるい声が、耳の奥で響く。

「姉ちゃん。どうせ悠希兄、あんたのこと好きじゃないんだし、私に譲ってくれたっていいでしょ?」

「結婚して何年? 一度も触れられてないんでしょ。でも悠希は私には、毎晩すごく優しいよ……」

挑発が刺さり、七海は反射的に手を上げた。

――だが。

振り下ろす前に手首を掴まれ、乱暴に弾き飛ばされる。

冷ややかな眉目の男が、水原美月の前に立っていた。

風間悠希。

「何をしてる」

氷のような声。

水原美月は彼を見るや、目尻を赤く染めた。

「悠希……姉ちゃんを責めないで。わざとじゃないの。私が悪いの、着ちゃいけないドレスを……」

風間悠希は七海を冷たい目で見下ろし、短く命じる。

「謝れ」

……謝れ?

その一言が、七海の神経を斧で叩き割った。指先が震える。

夫が。

自分に、浮気相手へ謝れと言った。

七海は皮肉に口角を上げた。

「風間悠希。私のドレスを他の女に着せておいて、今さら私に謝れって?」

「ドレス一着だろ。美月が試したいって言っただけだ。お前が後で着るのに支障はない。いちいち騒ぐな」

風間悠希は眉をひそめ、七海を“面倒な女”でも見るような目をした。

「それに、そもそも……お前が美月の婚約を奪ったんだ」

頭の中が、ぶうんと耳鳴りを立てた。

胸の奥が、きりきりと痛む。

――まだ、美月を。

悠希はずっと美月を想っていたのだ。

事故で彼が植物状態になったその日に、彼女は迷わず彼を捨てたというのに。

七海は目の奥が熱くなり、言葉を区切って告げた。

「謝れって言うなら……無理」

吐き捨てて踵を返す。

その背に、悠希の冷えた声が落ちた。

「謝らないなら、今後この店に入るな」

「ドレスがそこまで大事なら、自分で作れ」

脅しのような口調が、見えない手で心臓を掴んでくる。

七海は振り返り、かすれる声で問う。

「……どういう意味?」

風間悠希は淡々と答えた。

「陽城のドレスショップ全部、お前を断るようにする。予定通り式を挙げたいなら、自分の手で一着仕立てろ」

唇に、薄い嘲り。

「そうすれば、誰にも着られない」

世界が一瞬、遠のいた。

七海は彼の顔が、急に知らない男のように見えた。

「彼女のために……私を脅すの?」

「脅しじゃない」風間悠希は冷たく言う。「警告だ」

喉に綿が詰まったみたいに、声が出ない。

三年。一千日以上。

愛はなくても情くらいはあると、勝手に信じていた。

――最初から最後まで、自分だけが滑稽だった。

舌の奥が苦い。苦すぎて視界まで滲む。

それでも七海は歯を食いしばり、言い切った。

「それでも、私は絶対に謝らない!」

そう言って、店を出た。

帰宅してから、七海はソファに座り込んだまま動けなかった。

空が明るい色から暗へと沈み、外で車のエンジン音がした。

はっとして玄関を見る。

風間悠希が入ってくる。

仕立ての良いスーツ。整った眉目。気品。

七海と目が合った瞬間、悠希は眉を寄せた。

「電気をつけないのか」

七海は黙って見つめ返す。

風間悠希は眉間に皺を寄せた。

「お前は彼女に手を上げるべきじゃなかった。今夜、謝りに行け」

「無理。そう言った」

七海の声は揺れない。

風間悠希は額を押さえ、疲れたように吐息を落とす。

「七海、お前は大人だ。勝手を通せばどうなるか分かるだろ。風間家と水原家の提携は深い。お前の我儘で崩せるものじゃない」

「遅くとも明日の午後三時までに、必ず謝れ」

それだけ言って、階段を上がっていく。

――提携のため?

七海は静かに言った。

「行かない」

悠希の足が止まる。声に苛立ちが混じった。

「お前の意思じゃ決められない」

決められない?

七海は拳を握りしめる。

抑えつけていた感情が、一気に逆流した。

無数の針が心臓を刺すみたいで、視界が白く霞む。

……いい。

汚れた男なんて、いらない。

七海は顔を上げ、悠希の背に、一言一言叩きつけた。

「じゃあ、離婚しよう」

最新チャプター

おすすめ 😍

伝説の天才、偽りの姿だ

伝説の天才、偽りの姿だ

7.1k 閲覧数 · 連載中 · ショコラ風味
トップ組織のS級エージェントであり、冷徹無情、そして圧倒的な知性を誇った主人公。しかし、仲間に裏切られ、無残にも殺害されてしまう。

だが、目を覚ますと、知能が低いと見下されている「不細工な女子大生」へと生まれ変わっていた。

容姿を嘲笑われれば、自ら開発したスキンケアクリームで誰もが息をのむ美貌へと変貌を遂げる。

知性を馬鹿にされれば、世界最高峰の大学の総長が自らスカウトに訪れ、医学界の権威は秘密の処方を求めて跪き、国際的なトップスターは楽曲の編曲を求めて彼女を追いかける。

二度目の人生こそは平凡な生活を味わおうとしたものの、隠された正体が次々と暴かれ、気づけばまたしても世界の頂点へと上り詰めてしまう。

背後には無数の配下を従え、その傍らには彼女を守る冷徹な実力者が寄り添うが、この冷徹な男は何かと嫉妬深く、彼女を翻弄してくるのだった。
氷の君と太陽の私

氷の君と太陽の私

99.1k 閲覧数 · 完結 · 鍋部奈
裏切られ、後悔に溺れながら死んだ私は、恐れられ冷酷な婚約者が私を救おうと身を投げる姿を見た。

運命が私を引き戻した——薬を盛られた結婚初夜、彼の腕の中で生まれ変わったのだ。これは私の二度目のチャンス。

かつて逃げ出した男こそが私の運命。彼の狂おしい愛こそが、私の最強の武器。世界が恐れる男を受け入れ、彼の姫となろう。共に、私たちを破滅させた裏切り者どもを灰燼に帰すのだ。

しかし私の突然の献身は、彼に疑念を抱かせる。心を砕いてしまった男に愛を証明するには、どうすればいいのだろう……彼の最も暗い欲望が、私を永遠に縛り付けることだと知りながら。
すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

すべてを奪われた令嬢は、やり直しの人生で微笑む

27.1k 閲覧数 · 連載中 · 夢物語
冷たい土の中、私はゆっくりと息絶えようとしていた。
視界を染めるのは絶望の闇。そして、耳元に届くのは――従妹・原田紀奈の、歪んだ嘲笑。

「お姉ちゃん、恨むなら自分の甘さを恨みなさい」

父の薬をすり替え、母を死に追いやり、兄の事故さえ仕組んだ。すべては、目の前で笑うこの女の仕業だった。
さらに突きつけられる、あまりにも残酷な真実。

「あなたの婚約者はね、あなたが身を削って得たお金で、私への婚約指輪を買ったのよ?」

――すべてを奪われ、絶望の中で命を落とした、はずだった。

しかし、次に目を覚ますと、そこは見覚えのある「19歳の誕生日パーティー」の会場。
前世と同じように、婚約者の七瀬崚介が私に無実の罪を着せ、謝罪を迫っている。

(……でも、もう私は、あの頃の愚かな人形じゃない)

奪われた人生も、向けられた悪意も、そのすべてを覚えている。
今度は、私が奪い返す番。
裏切り者たちに、地獄以上の絶望を――たっぷり利子を付けて、返してあげる。
余命宣告された日、帰宅するとベッドに「引き裂かれた愛人の下着」があった

余命宣告された日、帰宅するとベッドに「引き裂かれた愛人の下着」があった

48.2k 閲覧数 · 連載中 · 七海
結婚して5年、夫とは円満だと思っていた。
しかし、運命は残酷だ。

病院で「白血病」という絶望的な診断を受けたその日。
震える足で帰宅した私の目に飛び込んできたのは、夫の裏切りの証拠だった。

私たちの神聖な寝室。
そのベッドの上には、無惨に引き裂かれたレースの下着がわざとらしく残されていたのだ。

それは明らかに、夫の愛人からの宣戦布告。
「あなたはもういらない」と嘲笑うかのような、残酷なマウントだった。

命の期限を突きつけられた日に、愛まで失った私。
絶望の淵で、私はある決断を下す。
社長、突然の三つ子ができました!

社長、突然の三つ子ができました!

268.3k 閲覧数 · 連載中 · キノコ屋
五年前、私は継姉に薬を盛られた。学費に迫られ、私は全てを飲み込んだ。彼の熱い息が耳元に触れ、荒い指先が腿を撫でるたび、震えるような快感が走った。

あの忌まわしい夜から逃げるように去った私だったが、ほどなくして三つ子を妊娠していることに気付く。

五年後、医療界の新星として戻ってきた私は、継母、継姉、実の父へ全ての仕返しを誓う。

その時、彼が現れた。三人の小さな自分そっくりの顔をじっと見つめながら、優しく「パパ」と呼ぶよう子供たちを誘う彼。

ふとシャツのボタンを外し、悪戯っぽく笑って言った――

「どうだい、あの夜の熱をもう一度味わってみないか?」
私が彼を滅ぼした――だから、今度はこの命を捧げて守り抜く

私が彼を滅ぼした――だから、今度はこの命を捧げて守り抜く

4k 閲覧数 · 連載中 · 南宮
愛する人を殺めた罪の重さ、その疼きを私は決して忘れない。
二度目の生を得た私は、かつて私が踏みにじった孤独な王のもとへ再び舞い戻った。
「未来」という名の禁断の知恵を、唯一の嫁入り道具として。
彼に差し出される毒も、背後に潜む暗殺の罠も、すべて私の視界の中にある。
これは彼を導くための道標であり、魂の誓い。
彼を闇へ堕としたかつての私は、もういない。
今、私は彼を守り抜くために全てを焼き払う、最も鋭き刃となる。
彼女を誘惑して、一夜で虜になった

彼女を誘惑して、一夜で虜になった

83.9k 閲覧数 · 連載中 · 月見光
結婚して三年——
彼は毎晩、私を抱きながらも、心はいつも“好きな人”にあった。
私は必死に「今泉夫人」としての役目を果たし、
愛のない結婚を繋ぎとめようとしていた。

けれど、妊娠がわかったあの日——
最愛の夫は私を手術台に押しつけて言った。
「小島麻央、子供とお前、どちらかしか生かせない。」
その言葉で、私の世界は雲散霧消した。粉々になった心を抱えて、私はすべてを捨てて去った。
──再会した時、
私はもう、かつての小島麻央ではなかった。
世界を驚かせるほど、美しく、強く、生まれ変わったのだ。跪く元夫が囁く。「麻央、帰ってきてくれ……」私は微笑んで答えた。「ごめんなさい。もう男には興味ないの。」その瞬間、彼は私を抱き寄せ、低く笑った。
「昨夜の君は、そうは言わなかっただろ……?」
偽物令嬢の逆転劇

偽物令嬢の逆転劇

75.3k 閲覧数 · 連載中 · ひかり
「泥棒女め、今すぐこの家から出て行きなさい!」

実の娘が戻ってきたその日、私はゴミのように家を追われた。
病弱な「お嬢様」の生きる輸血パックとして虐げられ、血を搾り取られ続けてきた日々。用済みになった途端、身に覚えのない盗みの罪を着せられ、婚約者からも冷酷に捨てられた。
元家族たちは、私が「貧しい田舎で野垂れ死ぬ」と信じて疑わなかった。

だが、彼らは何も知らなかったのだ。
私が、世界中のVIPが縋る伝説の名医であることも。
私を迎えに来たオンボロトラックが、実は国家機密級の超高級カスタムマシンであることも。
そして、私の本当の実家が、国さえも動かす世界屈指の超巨大財閥だということも!

「今まで苦労をかけたね、私たちの可愛いお姫様」
生き別れていた超過保護な両親と、各界の頂点に君臨する最強の兄たちに狂おしいほど溺愛されるシンデレラライフが幕を開ける!
一方、大切な「命の恩人」を自ら捨てた元家族たちには、破滅へと向かう絶望の後悔タイムが待ち受けていて!?

虐げられた天才少女が本当の愛と富を掴み取る、逆転ファンタジー、ここに開幕!
「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

「田舎者」と笑われた私、実は裏社会の女帝でした ~冷徹社長に正体がバレて溺愛される~

103.8k 閲覧数 · 連載中 · 68拓海
ある名家から「不吉な忌み子」として捨てられ、世間からは「ただの田舎娘」と嘲笑される少女。
しかし、その正体は……
ファッション界を牽引するカリスマであり、香水界の伝説的な始祖。
さらには裏社会と政財界の命脈を握り、大物たちが跪く「影の支配者」だった!

長きにわたる雌伏の時を経て、彼女はついに帰還する。
奪われたすべてを取り戻し、自分を蔑んだ一族や世間を足元にひれ伏させるために。

一方、彼女の前に立ちはだかるのは、商業界の帝王と呼ばれる冷徹な男。
彼は知らなかった。裏でも表でも自分を脅かす最強の宿敵が、目の前で愛らしく微笑むこの少女だということを。

互いに正体を隠したまま、幾度もの交戦を重ねる二人。
そのスリリングな攻防の中で、二人は互いの秘密と脆さを共有し、やがて敵対関係は唯一無二の愛へと変わっていく。

そして危機が訪れた時、二人はついに仮面を脱ぎ捨て、並び立って頂点へと君臨する。

「君の『仮面』はすべて剥がした。次は、その心を裸にする番だ」
監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

監禁から1年、捨てられた令嬢は元婚約者の叔父を娶る

71k 閲覧数 · 連載中 · 鈴木楓花
監禁から1年。ようやく帰宅した今井心晴を待っていたのは、変わり果てた日常だった。
家族は心晴を探そうともせず、あろうことか姉の今井優奈のために盛大な誕生日パーティーを開いていた。
しかも、その横には心晴の元婚約者の姿が……二人は婚約していたのだ。
しかし、心晴はただの被害者ではなかった。
彼女は人知れず巨額の資産と強大なコネクションを築き上げていたのだ。
真実を知った心晴は、復讐の狼煙を上げる。
彼女が選んだ新たなパートナーは、なんと元婚約者の叔父だった。
「これからは私のことを『おばさん』と呼ぶのよ、優奈!」
溺愛令嬢の正体は、まさかの霊能界トップ!?

溺愛令嬢の正体は、まさかの霊能界トップ!?

263.2k 閲覧数 · 連載中 · 朝霧祈
原口家に取り違えられた本物のお嬢様・原田麻友は、ようやく本家の原田家に戻された。
──が、彼女は社交界に背を向け、「配信者」として自由気ままに活動を始める。
江城市の上流社会はこぞって彼女の失敗を待ち構えていた。
だが、待てど暮らせど笑い話は聞こえてこない。
代わりに、次々と大物たちが彼女の配信に押しかけてくるのだった。
「マスター、俺の命を救ってくれ!」──某財閥の若社長
「マスター、厄介な女運を断ち切って!」──人気俳優
「マスター、研究所の風水を見てほしい!」──天才科学者
そして、ひときわ怪しい声が囁く。
「……まゆ、俺の嫁だろ? ギュってさせろ。」
視聴者たち:「なんであの人だけ扱いが違うの!?」
原田麻友:「……私も知りたいわ。」
追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

追放された偽令嬢、実は超財閥の真の令嬢

55.8k 閲覧数 · 連載中 · あざ鳥
「お前みたいな偽物の令嬢、さっさと山奥に帰れ!」

孤児だと判明した途端、彼女は養父母から冷酷に家を追い出され、婚約者も本物の令嬢へと乗り換えた。
彼らは、彼女がこれからド田舎で悲惨な生活を送るのだとあざ笑っていた。

しかし、彼女を迎えに来た実の家族は、なんと世界を牛耳る超巨大財閥の一族だった!
さらに、彼女自身もただの小娘ではない。その正体は、世界の医学界が平伏す伝説の天才医師だったのだ。

実家に戻るや否や、彼女は神業のようなメス捌きで次々と難病患者を救い、医療界の権威たちを圧倒していく。その圧倒的な実力に、誰もが恐れる冷酷なトップ御曹司でさえも彼女に惹かれ、無限額のブラックカードを差し出す始末。

一方、彼女を追い出した養父母の家業は倒産寸前に陥り、元婚約者も彼女の本当の姿を知って絶望の淵に立たされていた。
彼らが泣きついて許しを乞うても、彼女は冷たく言い放つ。

「今さら後悔しても、もう遅いわ」