第47章 彼女のために極上の出し物を披露しよう

七海や牧野龍哉がいるせいか、同級生たちは口をつぐみ、誰ひとり声を上げなかった。

その中で、いちばん肩の力が抜けているのは牧野龍哉だろう。

気まずい空気を察したのか、彼はすっと立ち上がり、グラスに酒を注ぐ。なみなみと、満杯。

「ともあれ、オーナーとして。こうして俺のレストランに来てくれたこと、みんなに礼を言いたい。まずは一杯。今夜は食って飲んで、楽しんでくれ」

言い終えるや否や、彼はぐいっと飲み干した。

その豪快さに引っぱられるように、個室の空気もようやくほぐれていく。

そこへ、水原雪乃が口を開いた。

「みなさん、はじめまして。水原雪乃です。美月姉の従妹で、今日が初めてになります...

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