第66章 彼らはみんな同じだ

風間悠希は福原遥人の背後へ視線を投げ、淡々と口を開いた。

「さっき、誰と話してた?」

福原遥人はびくりと肩を跳ねさせ、慌てて首を振る。

「お、俺……えっと……誰でもないよ。前に知り合った人がちょっと……」

その言い訳があまりに露骨だったのだろう。風間悠希はしばらく黙って彼を見据え、やがて低く言い切った。

「嘘だな」

言い終えると一歩だけ距離を詰める。視線はなおも福原遥人の背後を捉えたまま、言葉だけを彼に向けた。

「七海だ」

降りてきたときに見えたのは背中だけで、確証はない。だが直感が告げていた。あれは七海だ、と。

福原遥人は、風間悠希がそこまで見抜いているとは思わなかったの...

ログインして続きを読む