第7章 もう一度会いたい

長年の付き合いの小林玲奈が、七海の強がりの仮面の下にどれほどの悲しみが隠れているか、見抜けないはずがなかった。

玲奈は小さく息を吐き、目に滲む痛みに耐えきれないようにする。

「よし! もう考えるのやめ! 今日は楽しくいこう。ご飯、私が奢る! ほら、行くよ。出発!」

友だちがそばにいる。――今の七海にとって、それがいちばんの救いだった。

その頃。

風間悠希はすでに車を走らせ、西郊外のサーキットに到着していた。

車を降りるなり、彼は水原美月を医務室へ連れていく。手当てをする、という建前だったが、医師の診立ては「軽い捻挫。大したことはない」。

それでも美月は「すごく痛い」と繰り返し、...

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