第127章 彼の拒絶

夕暮れどき。茅野芽衣と相馬悠真は、子どもたちを連れて家に戻った。

夕食を済ませ、子どもたちをお風呂に入れてやると、芽衣はそのまま寝かしつけに取りかかる。

布団に入った途端、今日あの子たちが受けた理不尽が胸の奥でじくじくと疼いて、気分が晴れなかった。

「ねえ、いい子たち。これからも幼稚園、行きたい? もし行きたくないなら、もう行かなくていいよ」

ふたりは示し合わせたみたいに、こくこくと首を横に振った。

「ママ、幼稚園が嫌いなわけじゃないよ。先生も、優しい子もいるし……ただ……」

利久が真央をちらりと見た。言い方を選んでいるのか、数秒迷ってから唇をきゅっと結ぶ。

「ママ。僕たち、悠...

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