第136章 慈善プロジェクト

茅野芽衣はニオに研究室の進捗を報告し終えると、続けて相馬悠真の番号を探し当て、今まさに発信しようとして――ふっと意識が揺らいだ。

今日、利久が幼稚園で濡れ衣を着せられた件。

相馬陽向は、まだ四歳の子どもだ。理由もなく利久だけを狙い撃ちするなんて、あり得るだろうか。

もしそれが「子どもの悪意」だとしても――茅野美月のそばで日々見聞きしていれば、身についたとしても不思議じゃない。

今回の帰国で、芽衣は相馬家と関わるつもりはなかった。静かに、自分の事業だけに集中する。それが目的だった。

なのに、茅野美月は何かにつけて突っかかってくる。挙げ句の果てに、あの女の息子まで自分の子をいじめる?

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