第22章 妊娠したの?

深夜まで及んで、茅野美月はだるくなった両手を揉んだ。

ほとんど何も身につけないまま相馬瑛太の上にうつ伏せになり、紅い唇を這わせるように遊ばせる。耳たぶのすぐそばで、甘く息を落として囁いた。

「お義兄さん、満足? まだ別の手もあるんだけど……お義兄さん、受け止めきれる?」

相馬瑛太の目がすっと陰る。指先で茅野美月の顎を持ち上げた。

ベッドに凭れて目を細める姿は、腹を満たした獅子みたいだった。全身から漂うのは、餍足と、噴き上がるような逞しさ。

口を開きかけた、その瞬間。

スマホがけたたましく鳴り、艶めいた空気を切り裂いた。

茅野美月は表情を強張らせ、瞬時に素に戻って身を離す相馬瑛太...

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