第24章 同列に論じる

先輩は、茅野芽衣からしばらく催促の連絡が来ないのをいいことに、彼女も考えを変えたのだろう――あそこまで極端な真似はしないのだろうと、どこかで高を括っていた。

ところが、ふいに届いた一通を見た瞬間、血の気が引いた。

慌てて茅野芽衣へ電話をかけ、正面から言い切る。

「前にも言ったよね。海の上は危険だ。万全に守れる人間がそばにいないなら、絶対に動くな」

「私が直接護送できない以上、いちばん信用してる人間も今は国内にいない。あいつが戻るまで待て。戻ったら、こちらで段取りを組んでから始める」

電話の向こうで、茅野芽衣は少し肩を落とした。

鏡を覗き込み、自分の計画を頭の中でなぞる。どこからど...

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