第7章

取調べは終了し、私は精神病院へと送られた。

一週間の観察を経て、医師は結論を下した。

「あなたの体内に、確かに第三の人格が存在します」

「ご自宅から大量の酒瓶が見つかりましたが、あなたもあなたのお姉さんも一滴もお酒を飲まない。このお酒は誰が飲んだのでしょう?」

医師は指を組んだ。

「それに、自首された当日、あなたの体内からは基準値を大幅に超えるアルコールが検出されています」

私は憤然と反論した。

「お酒なんて飲みません! これは誣告です!」

「椿野さん、落ち着いてください」

医師の声は依然として穏やかだった。

「行動分析によれば、この第三の人格はあなたのお母様の...

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