第22章

「私がでたらめを言ってるかどうか、あんたたちがいちばん分かってるでしょ」

宮原知子は冷えた目で三人を見据えた。

「今日ここに来たのは、これが最後。これから先はきっぱり縁を切る。あんたたちが生きようが死のうが、私にはもう関係ない」

「ふざけるな!」

それまで黙り込んでいたおじさんが、突然がたっと立ち上がる。顔に浮かんだのは、隠しきれない欲の色だった。

「お前が一日でも長川家の嫁でいる限り、俺たちの面倒は見てもらう! 離婚なんて言い出したら、長川グループの前で騒いでやる。マスコミにも垂れ込んでやるぞ。長川家の嫁は親不孝で年寄り虐待だってな! 恥をかくのはどっちだ、分かってるよな!」

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