第382章

 千鳥燕は恐怖に顔を引きつらせ、首を横に振った。

「これは事実です、言いがかりなんかじゃありません! 神原社長、相手が自分の奥さんだからって理不尽なことを言わないでください!」

 理不尽だと!?

 その場にいた全員が息を呑んだ。千鳥燕はあろうことか、あの神原文清に向かって面と向かって理不尽だと言い放ったのか?

 それはまさに、自殺行為に等しい。

 渕上純は内心で冷や汗をかいた。これで彼女は完全に終わったな、と。

 保身と学校を守るため、馬田学長は震える指でスマートフォンを操作し、動画を再生して皆に見せた。

 渕上純が目を凝らすと、そこにはクラスの学生たちが映っていた。

 学長...

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