第464章

「構わないよ。いくらあの子が特別扱いされていようと、これだけの不始末をしでかしたんだ。文清がこの婆を選ぶか、あの子を選ぶか、見ものだね!」

渕上純は息を呑んだ。どうやら神原の祖母は本気らしい。

別に純がお人好しというわけではない。ただ、新田佐美が連れ去られたのは自分と一緒にいた時であり、しかも目の前での出来事だったからだ。

もしこれで神原文清が激怒すれば、自分も責任を逃れられない。

新田佐美が無事ならそれでいいが、あの祖母の剣幕を見る限り、どう考えても無傷では済みそうになかった。

祖母が去った後、純はすぐに文清へ電話をかけた。その頃、当の男は書斎で高橋健と歓談中だった。携帯電話はデ...

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