第504章

こうして救助隊は迅速に作戦を立案し、突入メンバーを選抜した。

「お前たちは妻子持ちだ。この任務、不服はあるか! あるならすぐに人を替える」

隊長は無表情を装っているが、その堅固な相貌の奥には、隠しきれない痛切な色が滲んでいた。

二人の隊員は顔を見合わせると、声を揃えて叫んだ。

「異存ありません」

隊長は重々しく頷く。

「よし、俺も行く。三人で必ず要救助者を連れ戻すぞ」

その場にいた全員が、現実とは思えない光景に息を呑んだ。まるでドラマの中の出来事が、すぐ目の前で、あまりにも生々しく繰り広げられていることに衝撃を受けていた。

幼い小林香理は、激しく心を揺さぶられていた。学校の授...

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