第127章

幽霊が四体、しかも人間をひとり連れて移動するとなれば、そりゃあ不便にもなる。

連中がどれだけゆっくり漂ってくれたところで、その「ゆっくり」は神崎飛鳥の足では追いつけない。おまけに歩いているのは道じゃない。林の中を、気まぐれにふわふわと流れていくだけだ。

神崎飛鳥は深い落ち葉に足を取られ、ぬかるみに滑り、深いところと浅いところを踏み外しながら必死に後ろをついていく。気づけば汗までにじんでいた。

平坦な道なら、根性でどうにかなる。だが急斜面だけは無理だ。

目の前に立ちはだかるのは、自分の背丈より高いほどの土の斜面。神崎飛鳥は思わず手を振り、前を行く小さな幽霊たちに声をかけた。

「悪いん...

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