第134章

神崎飛鳥はようやく腹いっぱいになり、満足げにげふ、と小さくげっぷをした。

朝は酸辣粉を一杯だけ。昼はおにぎりを二つかじって、夕飯は抜き。山に登っている途中で、昼の残りのおにぎりをまた二つ口にしたきりだ。そりゃもう、とうに限界まで腹が減っていた。金をかっさらうために、ひたすら我慢に我慢を重ねてきたのだ。

それがどうだ。こっちが飢えて死にそうなタイミングで、向こうからちびっ子幽霊が勝手にやって来た。

この小幽霊が、まあ――うまい。

腹の足しにちょうどいい。半分食って、半分残して売る。これがいちばん効率がいい。

さっきは空腹に負けて、そのままガツガツいきかけた。危うく自分が結婚式に参加し...

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