第173章

こちら神崎飛鳥は、二十数体のちびっ子幽霊たちを連れてE市から戻ってきたばかりだった。

  ……が、遺産が多すぎる。

  飛行機も新幹線も無理。仕方なく小さなトラックを二台借り、金を払って運ばせた。これだけで数百元どころじゃない。あの穴の中の遺産を全部引き上げるとなれば、さらに大きな額になるだろう。

  でも、あのまま穴に放置するのは落ち着かない。金は――自分の手元にあってこそ安心できる。

  次はもっと大きい車を借りるしかないな、と飛鳥は思う。

  とはいえ、人目も怖い。

  次に来るときは夜にして、車ごと幽霊どもに担がせて運べばいい。運転手なんていらない。今回みたいに運転手がい...

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