第90章

最初のゲームは、かくれんぼだった。

織田晋は大きな岩の裏、草むらに身を伏せる。緊張で息すら止まりそうだ。次に何が起きるのかも、誰が見つかるのかもわからない。もし見つかったのが仲間だったら、自分は飛び出して助けるのか。それとも、ただ見ているだけで――死なせてしまうのか……。

考えすぎて頭が爆発しそうになった、そのとき。

男の絶叫が森に響いた。

「違う! 俺じゃない! 俺じゃないって! 花に水やるのは嫌だ、やだ、やだ……!」

聞き覚えのない声だ。彼らと同じく連れてこられた二組のカップル、その片割れだろう。もう一人は「肥料」にされた。残っている男は、あと一人だけ。

――見つかったのは、...

ログインして続きを読む