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埠頭から戻って以来、私と六条修介のあいだの空気は、どこか噛み合わなくなった。

あのときの言葉が、何度も何度も耳の奥で反響する。保っていたはずの冷静も、自制も、簡単に乱されていく。

気づけば私は、彼と二人きりになる状況を避けるようになっていた。

二つの執務室を隔てるスマートガラスを不透明に切り替え、仕事で自分を沈める。業務以外の接触は、すべて拒んだ。

六条修介は私の距離の取り方に気づいているらしい。けれど言葉にして追及はしない。ただ、ガラスが透明に戻ったタイミングで、ふとこちらへ向けてくる視線がある。深く、探るようで――急に針を立てたハリネズミを品定めしているみたいだった。

意図的な...

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